こんにちは!カムさんです。
今日は、父が2017年に腹膜透析を始める際「カテーテルの造設」と「腹膜透析の練習」の為に入院した時のお話です。
造設手術はどのくらいかかった?
腹膜透析を始める前に、まずは腹膜へ透析液を出し入れするためのカテーテルが造設されます。方法は手術です。
従来法では3週間~1か月程度入院して、カテーテル留置手術と腹膜透析を自分で行うための教育が行われます。手術では通常、全身麻酔や硬膜外麻酔をします。カテーテル留置後すぐに透析開始となります。透析開始直後は透析液量を少量から始め、1~2週間かけて患者に必要な透析液量まで増やしていきます。また、術後の状態に合わせて安静の度合いや食事内容が変化します。入院中に、腹膜透析に関する知識やバッグ交換などの手技、緊急時の対応などについての教育が医療スタッフから行われ、退院後に患者もしくは家族がきちんと治療を続けられるようになった段階で退院となります。
こちらのHPの説明通り、父の手術もこのような手順で行われました。
造設手術は無事に終わり、その後透析が無事に行われているかの確認が始まります。
手術後の生活は?
手術後、入院の本題は「透析を自分でできるようになること」に移っていきます。
【透析時間】夜の8時から朝の8時くらいまで
【方法】APD(自動腹膜透析)
【使っている機材】バクスター製「ゆめ」・「つなぐ」
夜間透析について
入院中、初めての夜間透析でしたが眠れましたか?
もともと寝つきがいいこともあり、あまり気にならず眠れた。ただ、ポンプが動いているので“シュコーシュコー”といった独特の音がする。
自動腹膜透析は、ポンプで腹膜に透析液を送ったり吸い出したりしているので独特の音がなります。
うるさいほどではないのですが、気になる場合も。
また、たくさんの水分をお腹に入れるので重たさを感じる場合もあるようです。
夜中困ったことはありましたか?
エラーが発生すると、ピーピー鳴る。そのエラーを解除する為に、カテーテルの調整をしていると目が覚めてしまい、またもう一度眠りにつくのが難しいことがある。
腹膜透析は、基本的には仰向けの状態がベストだそうです。
寝返りを打ってカテーテルが塞がれると、エラー音が鳴ります。
自宅では結構離れた部屋で寝ていても気がつくので、入院中同部屋の方は気になっただろうなと推測されます…。
入院後期はどんな生活だった?
透析を始めて数値もだいぶ落ち着いてきた頃、日中は退院に向けて体力づくりをすることがメインだったようです。
一回の売店まで歩いて行ってみたり、階段を上り下りしてみたり。
張り切って靴まで買ってました。
決して短くない入院なので、退院まで体力を少しでも回復させるのは大変いいことだと思います。
実際父は、この腹膜透析の開始を含めた数年間で2〜3回数ヶ月単位の入院を繰り返した為、かなり足腰が弱りました。
一時は寝ている状態から立ち上がるのに、5分以上かかるなど家族も心配になるほどの衰えぶりです。
今現在は仕事ができるまでに回復しましたが、入院で落ちた体力はその入院した期間以上に戻すまでに時間がかかると実感しています。
まとめ
カテーテルの造設手術から始まり、腹膜透析が順調にできるまでが退院の道筋です。
父もそうでしたが、長い入院で足腰が弱るのも心配です。
ぜひ前向きに、新生活に取り組んでもらえたら家族も安心ですよね。
ランキングに参加しています!
クリックして いただけたら、とっても嬉しいです!目指せ一位〜!
読んで下さりありがとうございます。
コメントを残す