こんにちは!カムさんです。
今回は、前回に引き続き自宅での腹膜透析のお話。
腹膜透析を実際の暮らしで想像してみる
腹膜透析を始めるに当たって、その方法だとか内容だとかは「もう…お腹いっぱい…」というほど調べたり
病院からもお話があると思うのですが
実際の暮らしの中でどんなことを想像したらいいの?
という部分がわかりにくいと感じたので、今日は腹膜透析に関わる
【排出された透析液の後処理】
のご紹介をさせてください。
排出液ってなに?
腹腔内に透析液を一定時間入れておくと、腹膜を介して血液中の老廃物や塩分、余分な水分などが腹腔内の透析液側に移動します。老廃物や水分などが透析液に十分に移行した時点で透析液を体外に取り出すことで、血液がきれいに浄化されます。
と、この説明の中で出てきた“取り出された透析液”が排液の正体です。
一回につき1〜2L程度の透析液を入れるため、それがそっくりそのまま、加えて余分な水分も出てくるので
排液はかなりの量になります。
夜間複数回の透析を連続して行うAPD(自動腹膜透析)の場合には、その排液の量も多くなります。
朝起きて、片付けるのは…?
父の場合には、夜寝る前の透析準備は自分でやっていました。
ただ透析液を混ぜ合わせる(としか言いようがないのですが、パックの中に二種類の液体が入っていてギューっと圧をかけることで内壁を破り、混ざる仕様になっています。)作業は、結構力を使うのでできない場合にはお手伝いしていました。
準備が終わって、20時頃から透析スタート。
朝までに複数回、透析液を入れたり出したりを自動で繰り返します。
朝起きてから
朝起きると、透析が終了している状態です。
そして、排液タンクには使用済み液がずっしり。
このタンクを片付けるのも一苦労です。
大体は母がその役を担っていたのですが(父はこの点に感謝すべき!)、タンク2つを(人によっては1つだそうです)トイレまで運び排液をザーッと流します。
それで終わればいいのですが、排液の入ったタンクはベタつくのが厄介なところ。
毎日とはいいませんが、タンクの洗浄が必要です。
タンクの洗い方
タンクが大きいので、お風呂や外の水道で洗っていました。
- キッチンハイター
- ブラシ
洗うステップ
- ハイターを入れ、水を足しガッシャガッシャ振る。
- 一旦流して水洗い
- 残ったベタつきをブラシでこする
とにかくベタつくので、ハイターやトイレ用洗剤を使っているという意見をよく見ます。
確かにタンクはかなりベタつきます。そして、トイレに排液を流すので、床に飛ぶのかベタつきます。
こういうお掃除までこまめにできる父だったらいいのですが
完全に真逆な上に大雑把な性格なので、お掃除は家族の負担となっています。
まとめ
タンクの片付け一つとっても、家事が一つ増えるくらいの負担です。
あの時もっとちゃんと薬を飲んでいたら、こんなことにならなかったのにな〜なんて何度も思うことがあります。
それでも、見た目は元気でいられていることに感謝すべき…なのかしら。
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読んで下さりありがとうございます。
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